阪急高槻市駅と国道171号線にはさまれた城北通は、およそ50軒のお店が並ぶ商店街がある長さ 150メートルほどの通りです。また、駅から南へ171号線を越えたところにある高槻現代劇場や城跡公園などへ行く通り道にもなっています。通勤・通学の人たちをはじめとした市内・外、多くの人たちに利用されています。
たくさんの人たちが行き交う城北通。歩行者だけでなく、自転車、バイク、自動車の通行量も多く、それらすべてが5〜6メートルと狭い道幅に集中していて、特に歩行者にとって危険な状態になっています。
どうすれば安全にそして安心して通行できる道路にできるでしょうか?
再開発の構想もありますが、現状では計画の目途はたっていません。また、高槻市も「高槻市交通バリアフリーの基本構想」の特定経路に位置づけていますが、具体的な施策は行われていません。
地元の商店街や自治会の人たちが中心となって、安全、安心な道路にするために取り組んできました。今回、より具体的な方法を探るために、2005年10月14日(金)〜20日(木)、午前7時〜午後7時まで、城北通を車両通行止めにし、その効果と影響を調べる社会実験を行ないます。
社会実験とは、「地域が抱えている問題を解決するためみんなで新しい施策を考え、実際に体験することで、施策を実施するかどうかの判断をするものです。 」(国土交通省道路局)
車両を通行止めにした結果、歩行者や自転車の通行量はどうなったか?通行止めによる迂回ルートでの車の通行量がどうなったか?交通量の調査を行います。また、地元の人たちをはじめ近隣の人たちや、通勤・通学で利用している人たちへのアンケートも行います。
人にやさしい街、安全な道路をつくるため、交通社会実験にご協力ください。