ヨシ紙名刺

大阪府高槻市鵜殿(うどの)地区の淀川のほとりで育ったヨシから生まれたヨシ紙を使って名刺を制作いたします。

人と人、人と自然がもっとつながる。

そんな名刺をまち株は作っています。

水辺の環境保全

鵜殿のヨシ原

大阪府高槻市鵜殿(うどの)地区のヨシ原は淀川流域にあるいくつかのヨシ原の中で最大のもので面積は約75ヘクタールあり、名刺を並べると1億5000万枚分の広さです。広いヨシ原はさまざまな動物たち、植物たちの暮らしを支えています。ヨシは地下茎が発達するので、ヨシ原があると水辺が壊れるのを防ぎます。またヨシ原は大量の二酸化炭素を固定するので温暖化防止にも役立っています。

名刺1枚で約30リットルの水を浄化

ヨシ

ヨシは水質悪化の原因となるたくさんの窒素やリンを吸収して成長します。ヨシを刈り取ることによって窒素やリンを外へ持ち出すことができ、ヨシ紙として消費することで水質の浄化につながります。ヨシ紙名刺1枚(ヨシ含有率30%の場合)で約30リットルの水をきれいにすることになります。しかし、立ち枯れしたヨシを放置すると腐ってしまい、せっかく吸収された窒素やリンなどもまた水中に戻ってしまいます。

雅楽の音を支える

ひちりき

私たち人間にとってもヨシとの関わりは深く、すだれ、よしずや茅葺き屋根の材料などに利用されてきました。ヨシを原料にした紙も作られています。鵜殿のヨシはその質の高さから雅楽で演奏される管楽器、篳篥(ひちりき)の蘆舌(ろぜつ:リード、口にくわえて吹く部分)にも使われています。

水辺につなげる

yoshi

鵜殿のヨシ原も時代につれ変化してきました。淀川の治水事業による河川敷の環境の変化のため、ヨシ原の面積は減少してしまいました。これ以上ヨシを減らさないよう、ヨシの保全事業が行われています。ヨシ原の保全を行っている人たちと連携し、ヨシ紙名刺をお届けすることを通じてヨシの保全につながる、ひとと水辺を、ひととひとをつなげていくお手伝いをしたいと考えています。

価格

100枚2000円(税込み)
初回のみデータ作成料として別途500円が必要です。
送料はご注文枚数によって変動があります。

お問い合わせ

ヨシ紙名刺に関するお問い合わせ、ご用命は、こちらまで。